#003 「不動産売却入札システム」ご依頼から入札までをリアルに取引実例を解説します その②

リアルに解説! 実例紹介「都内住宅地300㎡」 その①   からの続き

少しでも高値で入札してもらうために!

 1つは、土壌汚染の問題です。いざ建築を始める際に土壌汚染が見つかった場合に余計な費用と時間が掛かってしまいます。

 そこで、特約事項として『土壌汚染が見つかった場合には白紙撤回とする』旨の条項を入れることにしました。これであれば、余計なリスクを考える必要がないので、目いっぱいの金額で入札する事ができます。 

 もう1つは、隣地の植栽の越境の問題です。現地は長い間、月極駐車場として使われていた為植栽の越境を気にする人がいなかったのか、隣接する3つのお宅から植栽が伸び放題伸びていました。時々変わった方がいらっしゃいまして、「植栽は切らせない」と言ってトラブルになる事があります。購入した土地の隣地にこういう方がいる場合、非常に困った事態に陥ります。

こちらの問題については弊社が隣地の方と「越境している枝は切ってもいい」旨の覚書を交わし、安心して入札して頂ける運びにいたしました。

 この他にも細かい質問が多々ありましたが、「回答集」を作り、入札検討業者にお伝えしていきました。

開札!

 実は入札前に半分以上の業者様から連絡があり1億3000万円位しか出せないと伝えられ、担当者である私は憂鬱な日々を送っていたのです。この時点では恐らく1億4500万円が落札価格になると予想していました。

 いよいよ緊張の開札日をむかえました。開札は売り主様同席のもと行います。

 最終的に7社が入札に参加して頂き1億5000万円以下が3社、1億5500万円以下が2社、それ以上が2社で最高入札価格1億5900万円という結果でした。
最高額は実に相場の約88%です!
当初のイメージよりも1400万円高い値段が付いたのです。これには本当に驚きました。

 その後土壌汚染調査の結果は問題なく、植栽の越境に関する覚書も隣地所有者様と交わし無事決済をする事が出来ました。

 

リアルに解説! 実例紹介「都内住宅地300㎡」 その③   につづく

 

 

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