#19 『不動産売却入札システム』リポート 第2弾! 前篇

弊社では面積の大きな土地を売却する場合、弊社が運営する不動産売却入札システムをご利用頂く事をお勧めしております。

この制度はお客様のご所有の不動産の資産価値を最大限に引き出し、高く、早く、秘密裏に円満に安心して売却するための制度です。

今回は2021年の年末に実際に弊社が行った入札案件についてご紹介致します。

物件の概要は東京23区内の土地で大きさは約250㎡(約75坪)の整形地で道路との高低差が約2mあります。最寄駅からは徒歩7分程度で第1種低層の建ペイ率50%容積率100%です。最低敷地面積が80㎡以上という縛りがありますが、80㎡×3筆=240㎡<250㎡で、かつ間口に余裕がある土地なので3つに切る事もできます。

3つに分筆して80㎡程度の大きさにすれば、坪200万円半ばを少し超える価格が相場のエリアです。
但し分筆して売却するには不動産業の免許が必要です。今回の売り主様は個人でしたので、この選択肢は外れました。そこで我々は、この土地の最も高い売却方法を検討していきました。

まず、一般のお客様に250㎡のままで一括売却する事を検討しましたが、成約事例を調べる限り坪単価が極端に下がる事が分かりました。

次に共同住宅、戸建ての需要を模索しました。

アパート及びマンション業者に連絡を取りましたが、建ペイ率、容積率の問題で部屋数が稼げず利回りを出すためには土地値を抑える必要がある事が分かり共同住宅の選択肢も外す事になりました。

同時並行で戸建業者にも打診をしたのですが、買取価格が極端に2極化している事に驚きました。大手デベロッパーさんが坪単価200万円前半を提示したのに対して、いわゆる高級戸建てを企画建築販売するような業者さんは坪単価200万円半ばを提示してきました。坪単価で30万円近い差があり、75坪全体でいうと2000万円以上の差がある事に驚きました。

そこで売主様に状況の説明をして、最低入札価格を坪単価200万円半ばである1億8000万円半ばで販売させて頂きたい旨お伝えしたところ、ご了解頂き販売を開始致しました。

ここからは、1件1件業者様を回って物件の説明をしていくのですが、コロナ禍の影響でオンライン上でのやり取りがメインになり、通常よりも時間を大幅に短縮できたのですが、本音を聞き取れていないようなもどかしさや、最低入札価格をお伝えした時点で入札の不参加を申し入れる業者様も多く不安が募りました。
それでも1件1件丁寧に説明をしていくうちに手応えも感じ始めていました。やはり、大型分譲や狭小地、3階建てが得意なデベロッパーさんよりも、高級分譲を得意とするデベロッパーさんの方が反応が良い事が分かりました。

そこで高級分譲が得意なデベロッパーを探して、新たに守秘義務契約を結んでいき、最終的に50社が入札する方向で検討して頂けることになりました。

入札業者を集める事と同時に、土地の資産価値を上げる事も行っていきます。

後編につづく

 

「不動産オークション」など不動産売却実績多数!
大きめの土地を売却ご検討方はぜひ㈱ユアーズ・コーポレーションの
「不動産売却入札システム」
をご利用下さい。